THIRTY THREE RECORD

創作するのは排む為か？それとも満足する為か？
芸術とは人間というちっぽけな存在が神に向かう為の行為だ。
その道は孤独であり、孤高である。
己の中にある光子（フォトン）をえぐり出して叩き付ける。
俺の光子は俺にしか触れない。
よって俺の光子という力の源をえぐり出す行為は俺にしかできない。
君の光子を誰にも触らせてはならない。汚されてはならない。
信じてくれ。
芸術とは唯一この現実世界の中で物理的法則に縛られないものだ。
俺たちは己自身を否定し続け、神への道を進む。神を殺す為に。
芸術においては殺すという誕生、否定という肯定が成立するのである。
己の崇拝者になるな。満足なんてまっぴらごめんだ。
完成なんてさせるつもりはない。
壊せ。壊せ。
一つ前の自分を否定している現実の自分こそ成長の証だ。

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