THIRTY THREE RECORD

音楽に関する仕事について

Date : 2024.02.29 / Author:Yawn of sleepy

音楽についてのことを学び考えるのはいつだっておもしろく
自分や仲間達の人生にとって随分いっそう重要なことになった

音楽に関わる人は現実的に
現在の音楽の価値を高めようと試みるべきだと思う

これはいつの時代もそうであった特別ではないこと
どんな時代であってもそうであった当たり前のこと

音楽とは心持ちを源泉に溢れる価値のことであって
結果ではない個性や技術などが追えば意味をもたない
迷と惑を導く主張であることは皆が知ることだ

日々出来る事は現実的に
いつも持っておきたいより良い心の持ち方を見つけては
内から外に取り出して眺めること
外から中に迎えながら音楽的な呼吸をすることだと思う

深く吸い込んでは大気を胸に留め
ゆっくりと空に返すという繰り返しが呼吸というものだ

誰にとっても
捧げたいのはできる限りの理解であるし
交わし合いたいのは理解と知性の深まりであるだろう
少なくともスタジオの願いと試みはこうだ

これは財産を分け合うことにも似ていて
誰とでも出来るものだとは今は考えないし
応えられない思惑や向けられる感情に際しては
時と場合によっては誰にどう思うわれても一向に構わない

すべての”時”において優先されるのは
時に沿って流れるより良い心持ちを区切っては記録し
後にも寄り添えるようにする為の仕事だけだし
関わりとはその瞬間にのみ相互的に存在をするものだ

実を結んだ試みもあれば
実を結ばなかった試みもある
実を結ぶ機をいま待つものもあるだろう
私達を生かしているのは心持ちの結び目なのだ

これまでも世界の片隅で存在をしながらそれを試みて来たし
これからも世界の片隅で存在をしながらこれを試みるだろう

人は等しくそれぞれの道に差した光を辿って歩き
それぞれを支えている光を守りなにかを支えているものだ

陽が私達の瞳や肌を叩く時
とっさに生じた感謝の念に思惑や嘘偽りはないだろう

ささやかにも感じられるがそれぞれがとても大切な毎日の眼前の録音に
私達は見守る時にこそその時に、同時に見守られている存在なのだと思う

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