THIRTY THREE RECORD

難しいのは他者を値踏みする心理ではなく
個々による水準の見極めに関することだ

自身も常に見極められるという覚悟について
これは感性に伴う責任とも言えると思う
そして肝心なのはこれが個々の何によってなされているか

さらに難しいのはこれらの大凡が人にとって
偶然の備わりを基礎とするものであるところだと思う

これらのことが稀にしか見当たらないままでは
縁だ盟友だ自由だ表現だと印象を整えたところで
本質的な高まりと深まりに対しての距離は程遠いままだろう

しかしながら、すべてのあらゆる試みは
個々、愛おしく見守られるべきだ

そして試みの記憶の重なりという経験の有無が
より近くより遠く理解への距離を決めている

あるべくしてあるおおよそのものが
あるべくしてあるのであるのなら

すべての時間と記録、それらの価値は
発展と安定の為にあるとも言えるだろう

音楽に関するおおよそのことも紛れもなく
現在を通じてこの経過の中、個々の内外を進んでいる

狭義にも大義にもまず、すべてはそう
個々の家族の為に存在し合おうとする時間のことだ

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